今村教会(大刀洗)
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教会 |
大刀洗近郊にある潜伏キリシタンの地にできたカトリック教会。筑後地方は1560年頃からキリシタンが形成されたという。禁教後潜伏したが、教会の説明板によると、1867年に浦上の潜伏キリシタンに「発見」され、密かに連絡を取っていた。1879年にフランス人宣教師が今村に赴任した。教会の地は、殉教者ジョアン又右衛門の墓があった場所である。教会堂は神父本田保の設計の元、平戸の紐差教会、田平教会などを設計した長崎の鉄川与助の手により、1913年に完成した。
ジョアンヌ又右衛門は五島の宇久島で受洗、奥州で伊達政宗の厚遇を受けたが、1620年禁教令によって追放された。その後、今村を中心にキリスト教の活動をしたが、棄教をしなかったために、ハタモン場と呼ばれる、この地で処刑された。現在、その場所に殉教記念碑が建てられている。