今日、朝鮮日報を見ていた。 地震記事が出ていた。まず、日本では記事にならない内容だ。 というより、この程度のものは常に日本のどこかで起きているからだ。 しかし、いかに地震が少ないか、この記事を通じても分かる。 まず、マグニチュード(韓国では規模、震度といわれる)。 そして、数十年単位で起きた地震を回数で表せること。 世界の地震エネルギーの10%が日本で発散されている。 そのうえ、3.11以降、1年以内に1万回以上地震がおきれば、 このような書き方はできない。というか意味ない。 しかし、安定陸塊で地震のないところでは、この回数が意味を持つというわけだ。 韓国の建築基準は、地震がないことを前提になっているから、日本よりは脆弱である。 韓国に同行した建築家が、新しいビルの柱を見て、 強度は日本のほぼ3分の1だと言ったことを聞いたことがある。 だから、柱は、生理的に大丈夫かと思うくらい細い(中国よりは太いが)。
そんなところだから、揺れること自体が問題になるのだろう。 九州からたった200キロで、これだけ状況が違うという証左である。 ただ、3.11で朝鮮半島も数センチずれているという報道を目にしている。 その影響が朝鮮半島でもあるかもしれない。 …ちなみにソウルで地震に遭ったことがある。 玄界島で大きな被害を起こした地震だが、一瞬目眩かと思った。 地震を経験しない人が地震に遭遇すると、目眩と思うそうだが、 地震がないところにいると安心していたから、そう感じたというわけだ。 新聞記事は以下の通り。 2013/06/10 光州でM2.7の地震、過去35年で最大 光州市で19年ぶりに地震が発生した。 気象庁は今月8日午前5時56分59秒、光州市東区の東南東3キロの地点で、 マグニチュード(M)2.7の地震が発生した、と発表した。 規模が小さいため被害の報告はなかったが、 都心から近い場所で地震が発生したため、 揺れを感じた一部の市民から問い合わせが相次いだという。 光州市消防本部は「光州市や全羅南道の各地から 『ドシンという音が聞こえた』『地面が揺れた』といった電話が30回ほどかかってきた」と発表した。 光陽市や順天市など全羅南道東部でも揺れを感じた住民がいたという。 今回の地震は、計器による観測が始まった1978年以降に 光州で発生した地震としては5回目で、規模は最も大きいとのことだ。
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