吉川のキリシタン墓碑

キリシタン墓碑

南島原町の吉川の共同墓地内にある。台付き樽型墓である。説明板によると、4世紀頃ローマにキリスト教が広がるときに、樽に入れて埋葬する習慣が出来たとという。その形が16世紀から17世紀にかけて日本に入ってきたものとされる。銘文などはない。

一方、同じ墓地の一角に潜伏キリシタンのものと思われる墓もある。台石にイエスの象徴であるカニが刻まれ、十字が3つ彫られる。これは三位一体を表している。他にも潜伏キリシタンに関係するかもしれない墓石が見られるが、はっきりしない。



潜伏キリシタン墓 イエスを象徴するカニ

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