サンタマリア 館
建 物堂
経 消しの壺ほか
原 マルチノの鏡
上津浦にある隠れキリシタンのテーマ館である。キリシタン禁教令以来の潜伏キリシタン、明治以降の復活キリシタンの資料を多く集めている。潜伏キリシタン は江戸時代も中期になると、指導者がいなかったこともあって、「キリスト教」から変容し、キリスト教であるという意識はなくなってしまう。他の宗教の影響 も強く受けていく。祈祷文のオラショ(oratio)は魔除けの呪文に、十字架なども御利益の道具となる。これを唱えないと「先祖供養」ができないから、 唱えるということである。呪文の中には、最早「意味のわからなくなった」、デウスやキリヤなどということばが無数に出てくる。
しかし、そうはいっても、表に出してはならない隠れた異宗であるとい意識は残っていた。このような状態になったキリシタンを、潜伏キリシタンとは 異なる「伝承キリシタン」としている。このような資料を集め分類して展示している。中には、天正遣欧使節使の原マルチアがローマから持ち帰った鏡も展示さ れている。2回は別テーマで天草土人形と天草のとっくりを500本展示している。
マ リア観音
生 月島の資料
潜 伏キリシタン墓
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