祇園橋(本 渡)

全景

祇園橋は全長20m近くの、石造桁橋で、日本最大級のものである。町山口川の上に1832年に架橋された。橋のたもとに祇園神社があるために、このように名付けられた。

こ の場所には元来木橋がかけられていた。この橋を挟んで、1637年、天草・島原の乱のときに大きな戦いが行われた(本渡合戦)。天草は、1601年(慶長 6年)以来、肥前唐津藩寺沢氏の所領であった。そして、城代が派遣された。このときの城代は三宅藤兵衛である。三宅軍と天草四郎軍との間で激戦になり、多 くの死者が出た。川が赤く染まったという。

ここの戦いに敗れた唐津軍は富岡城に敗走した。




祇園神社 神社より 橋板

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