ドングリア・コンド族の母子
写真−45
ドングリア・コンド族の母子
2006.11.15
貧困地帯‥‥
オリッサ州は、5歳未満児死亡率104(対1,000人)、乳児死亡率90(対1,000人)とインドでも劣悪な母子保健指標である。近隣諸国と比べても劣悪な状況のためその改善が強く求められている。農村人口比率は85%でインド平均の72%に比べて大きく、人口の47.15%が貧困ラインを下回わるインドでも貧しい州 に入る。オリッサ州の病院建設に日本から8億3千万円の無償資金協力(政府開発援助)が拠出されている。
しかし訪問した少数民族の村々は幹線道路から数時間、大都市までは十数時間かかるところもある。乳幼児の緊急には間に合わないであろう。村には当然病院などはなく、中には小学校の教師が診療所をかねて薬を出しているところもあった。