ドゥルバ族のシルベラ村にて
写真−41
ドゥルバ族のシルベラ村にて
2006.11.16
頭上運搬2‥‥
「頭上運搬」 は極端な急斜面では不安定になり無理と思う。オリッサ・バスタール地方は山岳少数民族と言うけれど、それほど高い山は無く急斜面もない。位置的には東ガーツ山脈の北端近辺だが、高い所で900m、居住圏は600m前後である。しかも勾配はなだらかで平地とさして変わりはないのではなかろうか。
昨年訪れた北ベトナムの山岳少数民族のモン族は
「背負子」 で運搬していた。急斜面ではこの方法しかない。リュックを背負った登山と同じである。この場合、体型は多少前屈みで棒のような胴体と脚になる。また北ベトナムの平地部に住むタイ族やターイ族は
「天秤棒」 で運んでいた。これはリズミカルな運搬方法で胴体がくびれて足が長くなる。