随想:幼少期へのタイムスリップ
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3.玉川上水を訪ねて(6)
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写真を写した時の記憶はかすかにある
何度も書くが幼少期は厳しい時代だった。

だけど生まれてまだ世間を知らない白紙の幼少期は、身の回りに何が起こっても比較対照する知識がないため、全てを当たり前と受け止めていた。

私は両親の苦労を理解していなかった。また両親の言うことは全て信用した。

この時期両親あるいは一緒に住んでいる人が、子供のその後の人生に与える影響は大きい。「三つ子の魂百まで」とはこのことを言うのであろう。

物事に疑いを持ち批判精神が芽生えてきたのは、私の場合小学校5年生位からである。

小平市を訪れた後、同じく玉川上水が流れている小金井市の小金井公園に行った。

広い公園である。1000m×500mはあろうか。ニュータウンの団地全体よりも大きい。この公園を出発点とする石神井川がある。

案内表示板によると、この公園にも大規模な地下の池と大雨の時に臨時に出来る地上の池が作られている。石神井川下流の氾濫と少雨時の枯渇を防ぐためである。

武蔵野の開発以来、何度も氾濫と枯渇を経験したのであろう。これも1級河川である。
(続く)