随想:幼少期へのタイムスリップ
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1.序
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平成14年9月21日 記
私は昭和15年(1940年)に生まれた。そして2〜4歳頃まで東京の武蔵野台地の小平村に住んでいた。昭和17年〜19年頃である。

当時日本は太平洋戦争に突入し戦線が拡大しつつある大変な時代であった。真珠湾攻撃が昭和16年12月7日である。ただし余りにも幼少期のため当時の記憶は殆どなく、また確かめ得る両親も既にこの世には居ない。

4歳以後は瀬戸内海の小さな島に疎開し、終戦後松山、広島と住居を変えた。東京に住むのは60年振りで、住所は東京都調布市である。

そこで付近を自転車で散策している時、幼少期へのタイムスリップの散策のきっかけとなる「のがわ」に偶然巡りあった。

調布のアパートは旧甲州街道沿いにあり、その直ぐ南に旧甲州街道と平行して新宿行きの私鉄京王線が走っている。さらに南に平行して多摩川が悠然と流れている。

反対の北側には幹線道路である甲州街道(国道20号線)が平行し、さらに北側に「のがわ」と言う川が流れている。

この「のがわ」は小さな小川であるが、表示板には“1級河川”の表示がなされている。

この小さな川が何故“1級河川”なのか? 幼少期へのタイムスリップの散策はここから始まる。   (続く)