随想:幼少期へのタイムスリップ
4.あとがき
上記すべての記述はある日偶然「のがわ」を見つけて川岸の案内表示板を見て好奇心に駆られて川を遡ったのが発端である。従って地形なり歴史の予備知識は全く無く、気の向くままに自転車を漕いだだけである。
データは現地の案内表示板と目の前の光景だけの断片的なものである。そのため歴史的あるいは行政的事実から見ると不正確な点があると思う。
だけどそれを調べるのが目的ではない。現在どこでも郷土史に興味を持つ定年退職のアマチュア研究家が溢れ返っている。
私の出生は満州の新京(今の長春)である。戸籍謄本には「昭和15年満州国新京特別市西朝陽南胡同
306番地で出生、駐在特命全権大使受付」とある。満州に居たのは多分2歳の中頃迄である。
そこは武蔵野以上に変わって居るかも知れない。記憶も忘却のかなたに霞んで見えない。そこまでタイムスリップの散策が出来るかどうか分からないが、一度座標軸を合わせて見たいと思う。
平成14年9月21日 記