ゲルの組立て

2004年7月10日　　
カラコルム

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世界には「モノ」を蓄積することに価値を見出す民族が多いが、逆に生活からあらゆる無駄な「モノ」を省くことに 力を尽くしてきた文化もある。
遊牧生活にあっては家畜以外の「モノ」を豊富に持つことは決して生活を豊かにすることにも、便利にすることにも、 誇りを高めることにもつながらない。
当時世界の5分の3を支配した大モンゴル帝国の都カラコルムも実にこじんまりとしたものだった。
大モンゴル帝国よりも小さな帝国だったローマや 中国の都 長安が巨大な建造物で富を誇ったのとは対照的である。