公園管理事務所よりキナバル山を望む
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写真−21
2008.4.15
am9:18
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登山客のマナー‥‥
キナバル山は2000年に世界遺産に登録されている。自然は美しく、登山道路・山小屋・避難小屋(シェルター)などは小奇麗に整備・管理されている。

ガイドなしでは登山出来ず、テント張りは駄目などの規則もはっきりと守られている。キナバル山の登山客は概してマナーは大変良い。宿泊施設などに限りがあるため登山人数を制限していることもあろうが、不良登山客はほとんど居ない。世界遺産の価値はあると思った。較べて、世界遺産登録の運動している富士山はどうであろうか。

富士山ではこれを世界遺産にして、観光客を多く集めて商売で儲けようとの魂胆が見え見えではなかろうか。山小屋は粗末で客を詰め込むだけ詰め込む。食事も低レベルである。品の無い土産物屋も多い。道案内の看板類がやたらと多く、汚く見苦しい。

何よりも登山客が多すぎて管理・統制不能になっている。ごみもマシになったとは言え依然として多い。登山客が集中する富士山では、日本人登山客のマナーはかなり良くなったが、アジア系の不良外人の撒き散らすごみを、人の良い日本人が拾い集めている姿を何度も見かけた。

キナバル山の登山客数は、宿泊施設の関係で年間3万人(平均82人/日)ほどに制限されるが、富士山では登山可能な7〜8月には合計40〜50万人(平均8300人/日)が登るという。2桁違う。

富士山が仮に世界遺産に登録されたら、ますます観光客が増え、町興し・地域振興の名目の元に関連業界は儲かるが自然破壊は進むのではなかろうか。 (続く)