アイスランド南部海岸
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写真−45
ヨークルスアウロン氷河湖クルーズ
ヨークルスアウロン氷河湖クルーズ
(ヴァトナ氷河が後退して出来た湖)
2009.7.13
14:05
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アイスランドがEU加盟‥‥
16日に宿泊したアークレイリのホテルのインターネットで、アイスランド政府が7月16日にEU加盟交渉の開始を正式申請したとの記事を読んだ。以下に新聞記事を要約すると、

アイスランド議会が16日、欧州連合(EU)との加盟交渉の開始を承認し、EU加盟申請に道が開かれた。EU外相会議が開かれる27日までに加盟を申請する見込み。しかし、加盟交渉には最長3年半かかるとの見通しであり、実際の加盟は2011〜13年頃になると見られる。5月の世論調査では「加盟交渉開始に賛成」が国民の6割強に達していた。

加盟すべきかどうかの主要論点は、「クジラを捕るか、それとも欧州連合(EU)に加盟して単一通貨ユーロを採用するのか」にある。

EUに加盟すると、基幹産業の漁業を支える水域を解放して、捕鯨を断念せざるを得ない。EUは捕鯨反対の立場であり、2006年10月に商業捕鯨を約21年ぶりに再開したアイスランドとは真っ向から対立している。また、漁獲量の国別割り当てなどで主要産業である漁業への影響も避けられない。
だが、「金融立国」の夢が破れてアイスランドクローネの弱さを痛感したいま、ユーロ圏の一員となって通貨を安定させるのが経済再建の近道という声が強まっている。

以上がEU加盟に関しての新聞記事の要約であるが、ツアーの案内役であった現地ガイドの意見はさらに、EUに加盟すれば、アイスランドの伝統産業である牧畜も自由化され、安いヨーロッパの羊肉などが大量に流れ込み、アイスランドの牧畜業を破壊するとの意見であった。彼女はEU加盟に反対意見で、加盟により良くなることは何も無いとの見解であった。