レイキャヴィーク
写真−5〜7
2009.7.18
18:21
住宅のベランダでバーベキュー →
トランポリンで遊ぶ子供
2009.7.18
17:49
庭で食事を楽しむ →
2009.7.18
18:16
どこを掘っても温泉が出る‥‥
全人口の半数近くが集中するレイキャヴィークとその近郊の風景は、日本の住宅街とはかなり異なる。赤、青、縁と原色に塗られた屋根が美しい街並みを形成している。屋根や壁が傷んだら自分で塗り替えるので「一人当たり世界一ペンキを消費する国民」だそうだ。
夕方、ホテルの近くの住宅街を散歩していると、主人や主婦が庭の手入れを行っていた。作業服を着て屋根に上って作業をしている主人もいた。真夏でも、気温は快適で、疲れたら自宅の温泉シャワーを浴びることが出来る。屋外の健康な労働と休息の組み合わせが「アイスランドの男性が世界一長寿」と関係しているかも知れない。ベランダでビールを飲みながらバーべキューを作る人、庭で談笑しながら食事をする人も居た。何れも通りがかりの日本人を見て会釈していた。長い冬の夜に少しでも運動するためか、庭にトランポリンがある家も多かった。左は、撮影のために少年に跳躍してもらった時の写真である。
アイスランドでは、どこを掘っても温泉が出る。首都レイキャヴィーク市では、1945年にはすでに、各家庭に温水がひかれ、部屋が温められて台所の蛇口からはお湯が出た。室内もすべて自然の恵みの「温泉」を利用した温水暖房である。
冬に雪が降っても道には雪がない。ある程度交通量や歩行者の多い道には、すべて道路の下には温水パイプが張り巡らされていて、雪は溶けてしまうとのこと。
勿論、宿泊した全てのホテルに温泉はあったが、残念なことにレイキャヴィーク以外のホテルは温泉シャワーのみで、バスタブはない。温泉がありながらバスタブに入る習慣がないのは、日本人から見れば勿体無い。
アイスランドの水道代は只で、冷たくて美味しい。今回の旅行も空のペットボトルを持ち歩き、ホテルの水道水を毎日持ち歩いた。自由に只で水道水が飲める国を、私は他に知らない。