ルーツを訪ねる旅
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20012年07月22日

1−4.まとめ
 
鎌倉時代・室町時代は多くの戦乱はあったものの、一応は幕府による統治国家であり、各国の守護職・国司・領主などの昇進、左遷、移動の人事権は幕府が握っており、活発な人事異動が行われていた。
 
また、家督を継ぐ嫡男以外の次男、三男は新天地を求めて各地に飛立った。
 
例えば、記録に残っているだけでも鎌倉時代から戦国時代にかけて、甲斐武田氏は次のように各地に武田家を興していた。

  安芸武田氏、若狭武田氏、蠣崎氏、上総武田氏、因幡武田氏、常陸武田氏
 
 
 
このような背景を勘案して、甲斐国の山奥の江草氏と備後国の山奥の江草氏を、時代を並べて眺めて見ると、新幹線も高速道路もなかった時代でも、両者の間に多くの人事交流があったと考えても不自然ではないと思う。縁戚関係も多々あったであろう。
 
      (2012年7月22日 江草 拓 記)
 

 

関連サイト
・「江草城と江草村と江草の姓を訪ねて(2007年)」

・「福山市山野の戸屋ヶ丸城と江草氏(2009年)」
 

 
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