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街道の商店
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写真−124〜126
2010_2_26
牛の頭 →
牛の頭 干乾し魚屋 ナン屋
干乾し魚屋
2010_2_25
ナン屋 →
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2010_2_26
イスラムの戒律‥‥
バングラデシュは、戒律厳しい西方イスラム(イランやサウジアラビアなど)の東限と書かれた本もあったが、旅行の感じでは、それほど厳しい戒律ではないようだ。例えばテレビに出演する女性や、街の看板の女性はベールを被っていない。男女も人前で親しく会話し、ダッカでは手をつなぐ若い男女も多く見られた。街でも田舎でも、女性がベールを被るか否かは、個人の自由であるようだ。

さらに、農作業を男女共同で行い、車には男女で仲良く乗り、レストランは男女の区別がない。これら日本では当たり前のことが、途上国では当たり前でないことが往々にしてある。この点では、バングラデシュは安心した。

戒律が比較的緩いといわれるマレーシアやインドネシアの東方イスラムよりも、さらに緩いようにも見えた。経済が発展して豊かになるためには、是非そうあって欲しい。

気になることもあった。イスラム圏共通のことであるが、大学は別としても、小中学校の通学は男女別々、遠足なども全て男女別々であった。ということは、教育を受け識字率も上がるのに伴って、イスラムの道徳観の影響が強くなり、多様性を受け入れる範囲が狭くなることもありえるのではないだろうか。

またヒンドゥー教も少数ながら12%ほど居るが(ヒンドゥーの女性は直ぐに分る)、イスラムとヒンドゥーはそれほど拘らずに仲良く暮らしているように見えた。これも是非そうあって欲しい。