バングラデシュ写真集

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写真−1

シュンドルボンの漁村（チャツパイ村）にて

2010_2_22

好奇心‥‥

遠くから私を見つけると、手を振り笑いながら一目散に駆け寄ってくる。そして、「ハウ アーユー」　「どこから来たのか？」　「名前はなんと言うのか？」　など知っている英語の単語や文章を片っ端から試して、意思が通じると大喜びしている。　

言葉が分らなくても決して目を背けない。私をじっと見つめ、まるで「未知との遭遇」をしたかのように、目を開いて私の顔を見続ける。ものをねだったり、卑屈な態度ではない。これほどの好奇心が日本の子供にあるだろうか。

大人も同じく「ハロー」と声をかけて笑っている。写真を撮ると、ただそれだけで喜んでいる。遠くからの旅人を歓迎し、コミュニケーションが出来たことを喜んでいる。

今回のバングラデシュ旅行は、日本が豊かさと引き換えに、忘れ失ってしまったものを、至るところで再発見出来た旅行でもあった。