勤民楼

勤民楼は溥儀が政務を執ったり、典礼を行う場である。建物は瓦と煉瓦を合わせた構造をしている。 勤民楼の名前は「敬天法祖 勤政愛民」という祖訓からとられた。

勤民楼の入り口を「承光門」といい、溥儀の前の清国皇帝、光緒帝を引き継ぎ、祖国(清国)を回復することを表していた。溥儀はこの玄関前で関東軍の司令官 と一緒に立って、日満の「協合」を表したという。

勤明楼は中国式の作りで、家の中央に囲まれたように四角い庭がある(天井)。中央に木が一本植わっているが、溥儀はよくこの庭を眺めていたという。

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