同徳殿李玉琴客庁

2階の半分は李玉琴の生活の場である。もともと皇后の婉容の生活の場として作られていたが、婉容は使わなかった。のちに福貴人・李玉琴(2001没)の生 活の場となったが、皇后のためのものを貴人が使うのは、歴代王朝の慣例からすれば類例のないことであった。

溥儀は李玉琴客庁に、李玉琴と談笑しに来ていた。しかし話をすることを好まず、筆記で会話していた。盗聴を避けるためだったという。そばには李玉琴の寝室 もある。
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