同徳殿広間o
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同徳殿広場は東西に延びる長方形の吹き抜けの部屋である。下は赤い絨毯敷きである。西側は舞踏会が出来るようになっているが、溥儀は舞踏を好まなかったた
め、ここで舞踏会が行われることはなかった。ここは溥儀が朝賀を受けたり、家宴を行うのに使われたのみであった。
広間の天井には4つのランタンが吊り下げられている。1つあたり120kgの大きなものであるが、今あるのは当時のものではない。溥儀は太平洋戦争が始ま
ると、「日満一徳一心」を表明して、ランタンなどを供出した。ここにあるものは、その後復元されたものである。