長春の町並み
首都となった新京はこれまでの長春の都市の枠を無視した都市作りが行われた。長春は満鉄と東支鉄道(清国が滅びた後の日本名)の鉄道付属地、商埠地(清国
が外国人の商業活動を認めた地)、長春城の4つの市街地があり、それぞれが結びついていた。
新京の都市計画は、これらのうち満鉄の鉄道付属地を基準に行われ、長春駅前から南に延びる中央通りをさらに南に伸ばして、大同大街として途中に中央広場
(人民広場 外周1km)を設けて、大ロータリーとした。当時の町並みは官庁だけでなく、住宅、百貨店など多くの部分で目にすることが出来る。