和多都美神社(2)(仁位)
奥にあるもう一つの和多都美神社
そこにある豊玉姫の墓
和多都美神社奥の原生林の中に、末社の同名の鳥居が立っている。奥には拝殿はなく、大きな岩があるだけである。中央には山幸彦が娶ったとされる豊玉姫の墓がある。
この墓の左右には大きな岩である男岩と、大きな木を中央において反対側の割れた小さな女岩がある。これは磐座であって、原始神道が神を落とした磐であったと思われる。というのも、海から一直線に来た線の上にあり、海神を下ろすのに適当な場所だからである。この神社の神域もその範囲である。磐座信仰が、後に拝殿を設けて建物で信仰するように変わるが、海と拝殿と男岩の頂上が直前状にならんでいることが、原始神道から変化する様子を表している。
男岩(豊玉姫左手)
女岩(豊玉姫右手)
男岩の先にある拝殿
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