世宗大王像
 
世宗大王(세종:セジョン)は朝鮮第4代国王で、1418年から1450年まで在位した。朝鮮の政治が安定してきたときで、国民生活の安定に力を尽くした王である。韓国語を表すために「訓民正音」=ハングルを制定し、多くの本を出版させた。また日時計、水時計、測雨計など多くの測定器械を作らせたり、農業の振興も行った。
 
日本との関係は、前の王、太宗(태종:テジョン)の力が残っていたときには対馬を攻撃したが(応永の外寇 1419年)、その後済浦、塩浦、富山浦の三浦を開港するなど、室町時代の日朝貿易の基礎を作った王である。韓国史の中で重要な王の1人であるが、世宗の時代に徳寿宮はなかった。
 
像の前の部分には制定当時の訓民正音のレリーフがはめられている。現在ハングルは24字であるが、当時は28文字あった。横には世宗大王が開発させた日時計などのレリーフがある。

制定当時のハングル(今と若干異なる) 日時計など 肖像より

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