明政殿
(명정전:ミョンジョンジョン

明政殿は昌慶宮の正殿である。すべての王宮の中で最も古い木造建築で、豊臣秀吉の朝鮮侵攻の直後に建てられた。回廊は1980年代の再建であるが、通常四角形で正殿を囲むのに対して、ここのものは途中で鍵型にまがっている。
 
<最初にも書いたように、東向きの建物で、政治の場でないせいか他の王宮の正殿よりも小さく作られている。

 ・外から見ると      単層(通常は2階建てのように見える)
 ・正面の柱の間の数  5間(これは同じ)
 ・側面の柱の間の数  3間(景福宮は5間、昌徳宮は4間)
 ・基壇          二重(他もそうだが、地形の関係で正面だけ二重)
 ・壁面          下部がレンガ積み(ここだけ)
 
板石には鳳凰が彫られる 折れ曲がる回廊 日月五嶽図

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