昌慶宮(창경궁:チャンギョングン)
説明図 全景(屋根の向きに注目)

昌慶宮は昌徳宮の西側に建てられた。9代成宗(성종:ソンジョン)が祖母のために建てた王宮である。生活の場として作られたため、他の王宮とは異なったところが多い。
 
まず、正門、正殿が東を向いていることである。王は南に向いて政治をすることになっているが、王后は王の東に居所を作ることから、その様に建てられた。現在は昌徳宮と壁で隔てられているが、もともとはほとんど一体のように使われていた。
 
東を向いていることから政治の場ではなく、ここで公式の行事などは行われなかった。そのために昌徳宮などにくらべて、こぢんまりとした感じになっている。物によっては南に向いている。

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