楊花津(양화진:ヤンファジン)外人墓地は地下鉄2号線合井(합정:ハプチョン)駅から5分ほど
の所にある。1890年につくられた。横浜の外人墓地ほど大きくないが、約130の墓がある。韓国の近代史に名前を残す人も多い。中でもフランツ・エッケ
ルトは日
本と韓国の近代音楽史に大きな影響を与えた人と言える。「君が代」の伴奏を今のように編曲し、大韓帝国時代の国家「愛国歌」を作曲したからである。
エッケルト
以外にも日本に関わる墓が多い。フィッシャー氏、フク氏夫妻のように、側面が日本語で彫られているものもある。又、朝鮮戦争中に死んだ日系人の子供と思わ
れる墓も多い。墓石に穴があいているものも多いが、これは朝鮮戦争の時、北側に攻撃されたもの。白系ロシア人が多かったため報復の意味も
あったといわれる。
エッケルトの墓石にも十字架の真ん中に像があったが、攻撃のときに失われてしまった。