玉流川地区(3)太極亭・清潴亭
清潴亭 太極亭

太極亭(テグックチョン:대극정)と清潴亭(チョンイジョン:청이정)は玉流川地区の一番奥にある。この中で清潴亭は水田の中に築かれたものである。ここは王が自ら田植えをしたところで、そこでとれた稲わらを屋根に葺いた。そのためすべての王宮の中で唯一清潴亭だけが藁葺きである。また、丸屋根の建物である。

ちなみに韓国の伝統的な建物のわらぶき屋根は、日本の茅葺きと違って藁葺きである。そのため屋根のラインは日本の直線的なものに対して、柔らかい線になる。農業の重要性を人々に示すために水田や清潴亭が作られたのだが、そのときに王が茶を飲むために造られた建物が太極亭であった。

清潴亭の天井

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