龍安寺と金剛山
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襖と金剛山をたたえる詩 |
竜安寺は石庭でよく知られる寺である。本堂にあ
たる方丈の庭である。ところで、石庭だけでなく、方丈の中のふすま絵にも注目してほしい。全てのふすまに金剛山が描かれている。「京都の中の朝鮮」による
と、作者の皐月翁氏が1926年から1942年まで18度金剛山へ行き書いたもので、完成したのは1957年である。
庭には秀吉が朝鮮から持ち帰ったとされる椿の「わびすけ」がある。もちろん、秀吉は行っていないが・・・。これから別れたと思われる「わびすけ」の子孫が
妙心寺の塔柱である大雄院(だいおういん)の庭にもある。