鎌倉長谷大仏(観月堂)
大仏 観月堂(もと韓国の王宮)

鎌倉長谷の大仏の後ろ、回廊の裏手に観月堂があ る。もとソウルにあった李朝の王宮の建物である。どの王宮のどの建物かはよく分からない。借金の担保として日本に持ち込まれたものだが、置く場所がなかっ たので長谷の大仏のある高徳寺に置いたという(調査中)。

建物は入母屋造りの側面が日本風の切り妻に直されている以外は、ほぼ朝鮮式の建物そのままで、瓦、額はそのままである。また、薄くはなっているが朝鮮の王 宮・寺院の建物に塗られる極彩色の塗り(丹青:タンチョン)も残っている。ここには2代徳川秀忠の持念仏、聖観音が祭られている。

内壁 韓国風の瓦 扁額 薄く残る丹青

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