第6回 |
5月21日(日比谷)、6月17日(新宿) |
한글の定着と、私は〜です |
1 復習
・冊子から取った韓国の民族衣装、遊びなどのプリントを配布。
・아야어여、가나다라を唱え、書かせる。
定着率は、100%か20%。
아야어여は、最初4文字、中4文字、最後2文字をグループにして、
最初は縦のグループ(外、中)、次は上下のグループ、残りは棒のグループとすると、飲み込みが早いようだ。
가나다라は가나다라までが、「ㄱ」のグループ(ひっくり返す、一本多い、もう少し多い)。
次は마,바の「口」のグループ。
例外が사,아,자.
激音は차が자と音が近いために次に来て、あとは카,타.파は가,다,바の順にならぶ。
(本当にそういう根拠で文字が並んだかは別問題)
2 ビデオ(한글이 야호)
a)아야어여編
事前指導
・아이、오이、여우、우유を導入しておく。
・아이、오이と文字が出てきたら、その音だけを聞くこと(指示)。
・字もㅇ,ㅏ分析せずに、「아」という形として見てほしい(指示)。
※新宿で行った結果では、文字の定着が良い生徒の方が、番組後の文字力ののびも強かったようだ。
b)가갸거겨編(一部)。
(目的)
有声音化が自動的に起こることを聞かせる目
가구を「カ・ク、カグ」と発音
가갸거겨が、カ・キャ・コ・キョ、カギャコギョとなっている。
가가, 가가, 구구, 구구 가-구をカガ・カガ、クグ・クグ、カーグとする。
※「韓国語話者はgaと発音しているつもりだけれども、自動的に変わる。意識はしていない。しかし日本語母語話者は
同じことをしても自動的には変わらない。だから、変化を知っておく必要がある」
3 I LOVE YOUの歌詞を読もう
I LOVE YOUの歌詞を配り、3グループに分けて、3行だけ読んでみる(意味は調べない)。
・これまで教えているのは、바침は子音を表すこと。바침と次の母音は連音化することだけ。
その知識だけで、とりあえず読ませてみる。(とりあえず大ざっぱにあっていることが目標)
結果
I LOVE YOU サランハンダヌン イ マル バケヌン ヘジュル マリ オプスネヨ
I LOVE YOU 사랑한다는 이 말 밖에는 해 줄 말이 없네요.
I LOVE YOU ウィミ オプスヌン マリ トェオジマン サランヘヨ
I LOVE YOU 의미 없는 말이 되었지만 사랑해요.
イジェ ワソ ムスン ソヨン イケッソヨ
이제 와서 무슨 소용 있겠어요.
(解読予定時間10分。実際は5分で終了)
歌を聴き、大体合っていることを確認させたうえで、解説。
1.되었지만はトェオッチマン
GDBJは音の出るパッチム(n.m,ng,r)と母音の後では濁るが、それ以外のもの(p、t、k)では濁らない。
(前回書いた表を一部修正する)
한글 |
語
頭及び、前がㅁ,ㄴ,ㅇ,ㄹ以外
|
前がㅁ,
ㄴ,ㅇ,ㄹ
|
ㄱ
|
か |
ga |
ㄷ
|
た |
da |
ㅂ
|
ぱ |
ba |
ㅈ
|
ちゃ |
ja |
2.ㄱ, ㄷ, ㅂ 받침(発音そのものは次週練習)
・악、앋、압と発音して、聞き取れるか質問→当然聞き取れない。
・「あ」と発音した後で、「악」とすると、何かが違うことは感じる。
・ッのように聞こえるものの後では濁らない。
3.オプスネヨについて(教科書)
・ㅄのように2文字からなる받침ムの場合は、どちらかを読む。ㄱㄴㄷㄹ順に先に出てくる方を読むと大体合っている。
→これで[업다]になる。だが、歌は[업네요]ではなく、[엄네요]に聞こえる
・消える받칩+ㄴは音が変わる。:ㅂ+ㄴはㅁ+ㄴになる。
→内破のpとnは韓国語母語話者にとって発音が困難だから、発音しやすいように変わっている。
(いずれも、すぐに覚えきれるものではないので、出てくるたびに練習すればよい)
4 自己紹介
文法解説
→저는 ○○입니다.が言えても、他の事がいえなくなるため。
・은、는の使い分け(教科書使用)。
친구は「親舊」と旧字体を使う(旧仮名遣いを覚えておくと韓国語の習得に有利)。
・教科書のスキットの一部を読む。
・저 한국 사람입니까?
→저は「あの−」とともに、「あの」の意味もある。
(日本語の関係ととてもよく似ている)
5 次回予告
1.〜は○○です、○○ですか。の定着。
場面設定はこれから考える。
2.パッチムの発音
(知識として必要)
3.I LOVE YOUの「音」(カラオケで歌いたいという声が上がる)など
4.チャレンジの12,3ページの単語練習は宿題(簡単な確認テスト)