1 教科書配布
しばらく中を眺めた後、授業へ。制字原理が出ていたので、世界史の教科書の「訓民正音」の写真を見せる。
2 五十音でハングル
五十音表を配った後、生徒の名前(6人)をハングルで黒板に書く。しばらく眺めてもらった後、おもむろに「아카사카」と書く。
・読んでみよう。…(しばらくしてから)「アカサカ!」教科書「チャレンジ韓国語」
なぜ?(答え)ㅏは「ア」を表しているようだし、ㅇ、ㅋ、ㅅはそれぞれ母音なし、k、sを表しているみたいだから。
以下黒板に書かれている名前をヒントに文字を探す。
・五十音表のア段にㅏを記入。同様にㅣㅜㅔㅗもいれる。
「ㅏ」が「ト」、「ㅜ」が「T」にならないように。交わる角度は90度。
・ア行の冒頭にㅇを記入させ、아,이,우,에,오を完成。…ㅇは○でよい。
(読んでみよう)아오, 아이, 오이
・カ行を入れる(表は語頭、語中に分かれる)。黒板の名前を見ると기카와(仮名)とある。
韓国人の耳には가はgaに聞こえるようだが、語頭はKaと発音している。だから가とするが、語中は카でないと「ガ」になる。
(読んでみよう)가구
가は決して「フト」にならないように(受ける)。
・ガ行 カ行の語中と同じ。語頭の濁音は存在しない。だから金閣と銀閣、学校と郭公の区別は付きにくい。
・サ行 ㅅが「人」にならないよう。「す」は「스」となる。…ㅅは印刷では「入」のようになる。
・ザ行 ジャ行しかない。「ず」は「즈」となる。…ㅈは書くときは「ス」のようになる。
・タ行 変則である。다,디(ティ),두(トゥ),데,도ではなく、다지쓰데도になる。
가行と同じく語中は濁るから語中は타,치,쓰,테,토と書
く。
(読んでみよう)다다, 두부, 지도
・ダ行 ガ行と理屈は一緒。
・ナ行 나,니,누,네,노
・ハ行 하,히.후.헤.호
・バ行 바,비,부,베,보…でも부부は語頭がプになる。だから…
・パ行も바,비,부,베,보…だが語中は濁るから、파,피,푸,페,포
(バの清音がハ出ないことを確かめるために、カ/ガ、タ/ダ、と発音させて、口の形が変わらいことを確認)
・マ行 마,미,무.메,모
・ラ行 라,리,루,레,로 ㄹが「己」にならないように(先にこの行をやってから半母音へ)。
・ヤ行 ㅏㅜㅗに一本ずつ足す。母音扱い。야,유,요。「ゐ」「ゑ」は存在しない。
・ワ行 「와」…右を消すと오、下を隠すと아。オ、アを早く発音すると「ワ」になる(実践)。
「を」を「워」とすることはない。「오」でよい。
・「ん」はㄴ。これまでの文字の下につける。가→간
・「っ」はㅅ。ㄴと同じ要領で。→삿포로
・「みゃ」「しゃ」などは「미야」「시야」ではなく
「먀」「샤」でよい。
・のばす音は書かなくともよいが、書きたい時はカナにとらわれず、音で書く。「いとう」→×이토우、○이토오
(読んでみよう)지요다쿠 나가타쵸2-16-1
3 テレビを見る
・韓国の漫画を見る。…「アンパンマン」(ずっこけていた)。最後の歌は聴き取れるようになると予告。
次回は五十音ハングルの定着と、その他の文字を導入予定。