第14回 10月20日 |
否定(안)、해요体(子音語幹) |
1 試験
…予告通り前回、前々回の単語から小試験を行う(15分 10問)
予め語群として単語を与えておき
(1) 次の単語にあたる韓国語の単語を選べ。
会社、星、月、味噌、辛い(トウガラシが)
(2) 語群から単語を選び、ㅂ니다の体で作文せよ(一部ない単語もあ
る)。
愛は甘い。 ジュース(を)飲む((を)は無視して良い)。
ピビンバはオイシイ。 小田さん(오다씨)が来る。 冷麺は(値段が)高い。
(分かち書きとピリ
オドについては、自己採点させるときに説明した)
考察 単語は大体選べるが、作文にした場合の助詞や語尾の
選択は練習が必要。
먹다と맵다が意外と混同していた(マックで먹다と語呂
合わせした生徒もいた)。
2 否定の안(…
지 않다の形は扱わない)
・試験問題と고추가 맵습니다. 된장이
짭니다.の2つの例文を使い、사랑은 달습니다.→사랑은 안 달습니다. 주스를
마십니다.→주스를 안
마십니다.や고추가 맵습니다.→고추가 안 맵습니다.のように唱え、否定形は(原則として)안が
つけばよいことを感づかせる。
・안の入る位置を確認…日本語と語順が違うことに注意 英語のnot+動詞みたいだという反応が出る。
【練習問題】 学校に行かない。勉強をしない。トマトを食べない。(な
ぜか既出の単語を使ったらこういう例文になってしまった)
3 해요体(子音語幹)
今までㅂ니다体を中心にしたが、これは丁寧すぎるのでもう少し柔らか
い요を
つけた形を練習することとする。
(「〜でございます」、「〜であります」のような語感になると言ってイメージづける)
달다と먹다を黒板に提示し、다を取ってから요
をつけるが、その場合달○요/먹○요のように ○の部分に別の文字が入ると
予告してから、달아요/먹어요と 答えを書き、発音する
(当然のように戸惑う→機
械的に
해요体を作る練習をしたかったので音声中心の導入はしなかった。)
【作り方…機械的に出来る】
・다の直前の母音に注目。
直前の母音がㅏ,ㅗ(陽母音)の場合 →아+요
直前の母音がㅓ,ㅜ,ㅡ,ㅣ(陰
母音)の場合→어+요
・母音調和という言葉は提示しない。ただし、このような例はいろいろな言
葉にあり、日本語もかつて存在したと言われるとだけ言う。
・陽・陰母音は今後の説明に便利なため便宜上提示
・単に아요/어요にせず、아+요/어+요というように語基的な表し方にしたのは、過去形の導入のときに陽+았어요(았습니다)/
陰+었어요(었습니다)と説明するより、아/어+ㅆ+어요(습니
다)が整理・導入しやすいことを意識したため。
【練習問題】
辞書型を示し、そこから합니다体と해요体を作る(알다だけは압니다をこちらで提示)
→この段階では意味は調べない。あくまでも機械的に해요体が作れるかだけを問題に
する。
좋다, 싫다, 울다, 웃다, 읽다, 있다, 없다, 높다, 낮다,
알다, 많다, 적다
黒板に答えを書かせ(例 좋습니다, 좋아요)、発音させる。
・発音
좋다(ㅎ+ㄷ=ㅌ [조타]),좋아요(ㅎ+ㅇ=ㅇ[조아요]),웃다(ㅅ=ㄷ[욷다]濃音化は説明しない),웃어요[우서요],
낮다(ㅈ=ㄷ[낟다]), 낮아요 [나자요], 높다(ㅍ=ㅂ[놉다]), 읽다[익다]/읽어요[일거요]など。
終声音は、それ自体として
は
授業で取り上げていない。文字と音声の基本的な関係を覚えてもらうことと、語尾がついた段階で
ほぼ基本的な読みで処理できるからである。ㄱ+ㅁ=
ㅇ+ㅁのよう
なことや終声音は出てきたときに紹介していくことにしている。
・웃어요,
있어요,などを発音する際に、日本語式にウソヨ、イッソヨと語末に向けて下げて発音するのではなく、ソ、ッソの部分を
高めに発音するとキレイ。
・높다/높아요は日本語の「ノッポ」と関係がありそう。
・辞書で意味を調べる(競
争、上位4人に賞品 낮다と낫다を混同する者が数名いた)
→ここでなぜ子音で終わる単語しか出ていないのかと発問し、母音
で終わる場合はこの原則の上に別の規則が乗ると予告。
(「いやだ、やめて」との声。規則さえ覚えれば難しくない。母音語幹は今回と反対に音声から入って縮約の理屈に進める)
・次週試験予告。今回の単語の他、規則通りに子音語幹の辞書型から해요体を作ることが出来るかを問う。作文もあり。
4 歌
V
oneの「그런가봐요(TSUNAMI)」を聞く(生徒のリクエスト)
※次週は母音語幹の해요体と、하다→해요、이다→예요/이에요の形も扱う。