第5回 5月20日
有 声音化、3つの「ん」、自己紹介
   はじめに:この日は講義形式の机配置。10分遅れでスタート

1 復習 目的:ハングルの 定着…20分

   ・紙を配り、「가나다라마바사…」と唱えさ せ、馴染んだ頃「ハイ、何も見ないで書いて」という(予告なしなのでかなり慌てる)

     (半分くらいは書き取れる(多くの生徒が(なぜか)1個おきには書けていた)が、なぜか全員「다」が書けない)

    ・もう思い出せないと言うところまで来たら、2人で相談 させる。4分の3くらい書ける(それでも、最後までうまらない)。
     「好きやねんハングル」の後ろのページを見て正解を書き取る。
     しばらく眺めて覚える(実はここまでが準備段階…10分)

   ・既出の単語を日本語で読み上げ、韓国語で唱えさせたのち、書かせる(今作った「가나다라」の表は参考にして良い)
     「「牛」は韓国語では?」…「「소」です。」「じゃあ一緒に言おう、「소」!」。「はい、書いて」。
        牛、地図、地理、家具、地理、コーヒー、子供、父、母、牛乳、キュウリ
      1人1問ずつ黒板に書かせる(ほぼ合っていた、。「어머니」→「오모니」のような母音の取違は今の段階では仕方ない)

2 単語と発音…10分

   A 有声音化(もちろんこの用語は使わない)
    導入:「가나다라」が「カナタラ」でなく、「カナダラ」だったり、「가구」がどうして「カク」でなく「カグ」 なのか?
        実は「가다바자」は言葉の最初では濁らないが、母音のあとでは濁る(他のルールは割愛)。

   B 激音の入った単語(好きやねんより)
      코코아, 토마토, 커피, 치마, 고추, 노트, 배추, 샤프 티셔츠(티), 아파트, 스웨터, 취미 
     豆知識:韓国でのアパートについて。
          トマトが果物扱いであること(発展して「팥빙수」について)
      質問:스웨터の場合、ㅓが「オ」より「ア」に近く聞こえるがどうしてか。
        …ㅓは「オ」というよりも、「オ」「ア」の中間の音で、この場合、日本語の音に引きずられて「ア」に近く聞こえてしまう。

3 発音を学ぼう…パッチムㄴ、ㅁ、ㅇ…15 分

    日本語の「ん」は実はいろいろな音がある。
     「パ;パにバターを塗ったパが好きだが、パンにジャムを塗ったパンも好きだ」
       ・下線を引いた「パン」の「ん」がそれぞれ違う口の形をしていることに気づかせる。
       ・わざと「ん」を「n」だけで発音して、違和感のあることも気づかせる。

     それぞれのパッチムを比較して、発音の練習(今できる必要はな いが、意識してほしい)
     単語:언니, 형, 동생, 선생님, 가방, 사람, 이름, 조선, 신문, 김치, 냉면, 파전
     (弟、妹が 동생しかないことに驚いていた。親族呼称は近いうちにまとめる)

4 自己紹介…30分

   最初は復習…徐々に付け加える…新しい人ごとに新しい事項を少しずつ加えていく。
    T:「이름이 무엇입나까?」     S:「제 이름은 ○○입니다.」
    T:「○○씨는 여자입니까?」     S:「예/아닙니다.」

 大体意味がとれてきた頃を見計らって、新しいことをつける。
    T:「학교 이름 무엇입니까?」
    S:「…」
    T:「여기는 히비야 고등학교입니다.」「히비야/고등/학교」
      (ゆっくり単語ごとに区切りながら。もう一度이름이 무엇입니까?に戻り、それ に학교がついただけのことをイメージさせると)
    S:「히비야 고등학교입니다.」
 
    T:「몇 학년입니까?」当然分からない。指で1,2,3を示しながら[이랑년][이:항년][사 망년]とやると、おぼろげながらわかる。
       ある程度音声が定着した後、「일、학년」と単語ごとにを分けたり、[이랑년]と言ったりする
         (所謂リエゾンや数字導入の伏線のため)
    T:「중학교 이름 무엇입니까?」 S:「○○중학교입니다.」…ここで漢字を補助的に提示。

    T:「아버지 있습니까?」 動作をして「있습 니다←→없습니다」を示す(すでに「있습니다」はイメージの中に入っ ている)
    S:「예.」
    T:「아버지 이름이 무엇입니까?」
    S:「아버지 이름이 ○○입니다.」(まだ尊称は教えていないた め、あえてそのままの形で練習する)

    T:「개 있습니까?」「멍멍, bow bow,ワンワン」(随分違うという反応)ついでに「고양이」も同様におこな う。
    S:「예」
    T:「개 이름이 무엇입니까?」S:「개 이름이 ○○입니다.」
    T:「이것이 교과서입니다. 이름이 무엇입니까?」S:「수키야넨 한글 입니다.」

    T:「이것이 한국어로 지우개입니다.일본어로 무엇입니까?」
      (地図を書き「이 나라가 한국.」「이 나라가 알본.」「조선」「중국」とやると、何とな く聞き取れる)
    S:「게시고무입니다.」

  整理 既出単語を黒板に書 く
    일 학년, 이 학년, 삼 학년, 나라, 한국, 일본, 중국, 미국, 중학교  
   ※単語を追 加しつつ、表現を少しずつ広げられるように工夫した。

4 I LOVE YOUを聞く…5 分。

  歌詞カードの一部(의미 사랑 이 이별, 아니라도 우리 미소 하나)をハングルにおきかえ、まず発音してみて
  それが歌の中で聞き取れるかためす。聞き終わった段階で意味を提示した。

  次回もハングルの定着と自己紹介の続き(趣味、クラブ)の予定。

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