2002年授業(第18回目から第22回 目)
第18回(11/22) 色の表現、読解(あまりにも紅葉が美しかったため)
1 色
  黒板に木の絵を描き、나무(木)、가지(枝)、잎(葉)を示す。
  단풍이 아름다워요.(紅葉が美しい)。
  (拾ってきた落ち葉を見せながら)이것이 은행 잎이에요.(これは銀杏の葉です)、이것이 벚꽃 잎이에요.という。
  이 색깔이 빨간색이에요.、노란색이에요.초록색이에 요.といい、何を言っているか当てさせる。
    原型を書く。빨간→빨갛다/노란→노랗다
    h変格活用について(質問があったため)、
    発音 h+t=t'
    【関連単語】하얀 색:白、푸른 색:青、여기:ここ、거기:そこ、저기:あそこ
    【関連文法】「これは〜です」は이것이〜에요. で、「これが〜です」が이것은〜에요。(日本語の感覚と反対なことに注意)
2 読解
  新聞記事のトップを辞書を使って読む
  「日本銀行、景気判断、今年はじめて下向調整」「交通委、バス料、一般・座席引上案確定」
    目的 1 辞書に慣れる。
        2 韓国の漢字語の音と、日本の漢字語の音の関係に慣れる。
        3 文字の読みの再確認(ヤ、ヨ、激音、濃音が弱いため)
3 鑑賞  
  プンムルをみる(2月に体験したい旨伝える)
第19回(12/13) 試験、次週の準備
1 試験(50分)
  T 辞書を引くことを目的とした問題(意味が通ればよい)
    @ 노벨상 수상 자 前外相 일본 올해의 姓은"다나카".(노벨(外来語  スェーデンと関係ある。다나카=日本語)
    A 日本 종합 상사 닛쇼이와이,니치멘  통합.(닛쇼이와이,니치멘=共に日本の会社の 名前)
      (수상 자は実際は수상자と書くが、辞書で引きやすいように配慮した。)
  U 動詞、形容詞の意味と辞書形を書く。
  V 過去形を作る。
  W 簡単な構文の意味
2 調査(図書館にて)
  次週が年内最後になるので、家庭科室を借りて料理を作る。キムチチゲとナムル2品。3班にわかれる。1人あたりの負担が500円から
  1000円の間に入るように。
  いろいろなキムチチゲの作り方がでてきたし、自分たちでアレンジしようとしている。
  (問題点)韓国語、韓国文化理解とどう関連づけるか。

第20回(12/20) 韓国料理体験

1 前週に作ったレシピーをもとに、キムチチゲとナムルを作る。
3班にわかれる。
  A班 ・ゼンマイ、ニンジン、もやしのナムル
      ・キムチチゲ
        味付けをした豚肉を炒めて、ヤンニョムで味付けをした少量の水で作る。適度な酸味のキムチと、豆腐が印象的。
  B班 ・キュウリのナムル(薄く輪切りにして醤油、ニンニクなどであえたもの)
      ・キムチチゲ
        鰹節で出汁をとり、豚肉を炒めた後にそれを注ぎ、後から味付けをし た。鰹節の風味とジャガ イモが印象的。
  C班 ・ほうれん草、もやしのナムル、椎茸炒め
      ・キムチチゲ
       鰹節出汁で、牛肉をメインに椎茸、タマネギなど野菜を煮込む。牛肉の出汁もよく出 ていたし、味の複雑さも印象的だった。
2 「わらび座」の「チェビ」と、韓国文化院の「話してみよう韓国語」のプリント配布
   (説明は1月に行う)
 【考察】・どの本を参考にして作るかで、実にさまざまなキムチチゲができた。それぞれ 味比べをした人もいた。
      ・辛さについては、辛くて大変だけれども癖になりそうという意見が多かった (辛さに強い人も多い)。
      ・換気をしっかりやる必要も。換気扇を途中から回したが、学校中においが充満した。
      ・普段の授業のとの関連付けを考える必要はあるが、おいしいといって食べてくれるのが一番。

第21回(1/10) 新年の挨拶

1 新年のあいさつ
  あけましておめでとうございます(새해 복 많이 받으세요.)を提示し、新年に関する単語を紹介。餅(떡)、歳拝(세배)など。
  辞書で「새=新しい、해=年、복=幸福、많이=たくさん、받으세요=受け ますように」を確認する。英語のA Happy New Yearと
  同じような使い方が出来る。(ただし、韓国では主に旧正月を祝うことに注意)

  복を最初Bokと発音したので、言い直してもらったら、Hokと発音した。誤用ではあるが、それを利用してhとb,pは調音点が違う、
  k,g、t,dなどと異なる理由は本来hはpで発音されていて、それがφ、hと変化したためで ある
2 連絡
  1月31日、韓国YMCAへ行く(カヤグム、チャンゴ体験)。
   「話してみよう韓国語」について
3 話題  
正月のソウルが異常に寒かった話をした後、先日KBS日本語放送で放送された、日比谷の授業風景を聞く。

第22回(1/17) 伝統音楽体験

1 伝統音楽体験の意義説明(次回の授業で韓国YMCAへ行く事前学習)
黒板に전통음악 체험伝統音楽体験)と書き、読んだのち辞書で意味を調べる。その言語をやっていれば、基本的に知っておいた方がよい歌があること。リズム 感や歌い方など今の歌謡曲でも大きな影響を与えていること。
2 아리랑(アリラン)を覚える
    オーケストラ編曲版を聞く
    実際に韓国の伝統楽器による伴奏で聞く
    楽譜を配る
    意味を解説する
    伝統楽器にあわせて歌ってみる(節回しまで、韓国風にこぶしをつけて歌っていた)
3 他のアリランを聞く
   밀양 아리랑(密陽アリラン)を聞き、いろいろなアリランがあることを紹介。参考に譜面を配る。
4 過去と現在流行している歌を聴き、(何となく)影響があること知る
   희망가(希望歌)(もとはアメリカの賛美歌だが、日本では「真白き富士の根」として知られる。それでも両者は歌い方が違う)他。
   対照に日本の古い流行歌も(丘を超えて行こう(たまたま手許にあった))。
5 韓国の伝統リズム体験
   (3拍子系であることを確認しつつ)韓国の高校の音楽の教科書にでている、장단(チャンダン:長短)のリズムを手で叩く。
   꽹과리、북、장고、징それぞ れグループ分けして練習。チャンゴは右手と左手に分け て実際に拍手する。
   プリントで楽器の姿を見たのち、映像を見て実際の音を確認。
   リズムの体験まではいかなかった。チャンゴのリズムがとりにくい(韓国の教科書で出している基礎リズムは、その感覚を持っている人を
   対象としたもの だった。)全 部手拍子だったので、混ざってしまった(叩くものを変えればよかった。)

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