2001年授業(第11回目から第16回
目)
第11回(10/15) 前期の感覚を思い出す
1 韓国へ行った生徒の体験談(論山、3週間)
・学校で日本語が勉強されていて、簡単な会話が日本語でできた。
・食べ物が美味しかった。
(関連単語)삼계탕、팥빙수、냉면、보신탕(悪い印象はないようだ)
2 韓国語のパンフレットを読む(夏休みの宿題を使って)
過去表現にも触れる(보다 있다)。
해요体はいわゆる「第3基」のため、陽母音、陰母音のことを話さずに過去形に移行
できる。
第12回(10/22) 過去表現、助詞
1 簡単な文章を過去形に変えてみる
가요、와요、봐요、해요、먹어요、있어요を使う。
가다なら가のあとにㅆ어요をつければよい
(陽母音、陰母音の話は避ける)
있어요は맛이 있어요だけ提示した。
冗談:韓国の食堂でこれだけ言えばいい。不味いという単語は教えない(笑)。
2 助詞
パッチムの有無で変わる助詞は丁寧に説明。
ピビンバビ(비빔밥이)、ピビンパブル(비빔밥을)、ピビンブン(비빔밥은)と変化させていたら、よほど面白かったらしく、
随分長いこと口ずさんでいた。
3 김건모の창가を聞く
사랑は聞き取れた
第13回(10/29) 辞書を引く
1 コスモス朝和辞典の特徴
単語集が発展したもので、活用形などもでている
基本語彙が大きく書かれている
発音記号とカタカナが書かれいている
2 辞書の文字配列
基本母音と合成母音の概念
「え」が合成母音の説明(中期朝鮮語から説明)
初声、中声、終声の概念
3 김건모の창가を聞くを聴く。
歌詞のかなりが既出単語。
生徒が競争感覚で辞書を引いていた。引くことそのものを楽しんでいた。
第
14回(11/5) 辞書を引く、歌の表現
1 辞書を引く
「21世紀、アジア学部 日本で学ぶアジアの未来」(大学パンフレット)
練習した単語:学部、学ぶ、未来
「学ぶ(배우는;)」を使い辞書型(배우다)を説明。
2 歌に出てくる表現(창가〔김건모〕)
지만:だけれども
지 마세요:しないでください
고 싶다:したい
続けて、날 울리지마(신승훈)、사랑으로(해바라기)を聴く。 해바라기は直訳すると「日・回り」になる
考察 ・辞書はとても楽しそうにひいている。
・辞書型、「다」をとった形(要するに「第1語基」)が文例に出始めたので、
해요体からでなく辞書型から話をする方向にシフトしようと思う。
第15回
(11/12)ハングル(한글)の由来
1 ハングルの由来(雑談のつもりがこの時間のテーマに)
前回の授業の最後に「ハングルって数学みたいね」と言った生徒がいたため由来を説明
・アルファベットや漢字と違って人工的に作られた文字 (西夏、女真文字、字喃とは違い、現在まで続いている唯一の人工文
字)
・創世されてから555年たつ
・独創的な文字とされていること
・1948年になってようやく正式な文字とされたこと
・子音字は口の形などからできている
質問:なぜ作られてから正字になるまで時間がかかったの
か。
答え:諺文と言われてきたこと、日本時代のこと、南北の政府が成立が1948年。
2 否定形の作り方。
名詞+가・이 아니예요
안+用言
3 韓国の国楽について
(国楽芸術団のビデオを見る)(2週間後に韓国YMCAへ行くための導入)
第16回(11/19) ハングルについて、アリラン
1 訓民正音(훈민전음)を読む
訓民正音全文のコピーをくばり、前書きのところを読む。
2 否定文の練習
3 アリラン(아리랑)
歌詞の説明、歌の練習(CDにあわせ)