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レンギョウは韓国語でケナリという。韓国では春を告げる風物詩で、町中が真っ黄色になるほどケナリで覆われる。その黄色の帯の中で、低いところは朝鮮ツツジのピンク、高いところにコブシ、木蓮が咲き、桜が咲き始める。 そのくらい印象の強いケナリなのだが、なぜか日本のレンギョウはそれほどイメージがない。黄色い花が咲く春先の木というくらいの印象しかないのだ。今年、日本のレンギョウを見ていて気がついた。枝を切ってきれいに揃えている物が多いのだ。だから葉と一緒に花が咲く。一方で韓国のケナリは枝を切らずに伸ばしている。この伸びたところにたくさんの花が咲くというわけだ。 (2012年大田区にて)これが韓国のケナリと日本のレンギョウのイメージの違いのように思う。 2005年、ソウル竜山にて。