浮羽島碑
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若宮八幡神社 |
日岡、月岡古墳のある吉井は景行天皇の伝説の町でも知られる。若宮八幡神社には景行天皇行宮之御遺跡の石柱が立ち、近くには浮羽島碑がある。日本書紀によると、およそ1900年前の景行天皇12年(紀元後82年とされる)、熊襲を平定しに九州に行き、日向高屋宮に留まっていた。景行天皇18年、みやこに向かう途中筑紫の国を訪問した。8月に的邑(いくはのむら)に着いて食事をしたが、この日、食膳掛が盞(うき、盃)を忘れた。当時の人は盞を忘れたところを名付けて「浮羽」(吉井のあった郡名)としたと書かれている。同様の文は筑後風土記にも書かれている。
これに因んで、浮羽島の碑が設置されている。