日岡、月岡古墳
日岡古墳全景後円部 壁画(吉井町「ようこそ古墳の町に」より)

日岡、月岡古墳は、筑後川南、元浮羽郡吉井町にある。両者と塚塚堂古墳で、若宮古墳群を形成する.日岡古墳は6世紀前半に作られた全長74mの前方後円墳で、横穴石室には壁画が描かれている。壁画は赤、白、緑の三色を用い、円、三角文、蕨手文、盾、武具、魚、船、馬、獣などが描かれている。

一方、日ノ岡古墳前の若宮八幡宮境内には月岡古墳がある。日岡古墳より一世代前の5世紀半ばの前方後円墳である。1805年に若宮八幡神社宮司によって発見されて発掘された。古墳はたて穴式石室であるが、現在はその底面こまで掘り下げられていて、そこに長持ち型石棺が保存されている。


 月岡古墳全景 前方部(月讀を祀る) 石棺を祀る
    
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