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7.口琴 (旅行後記)
ベトナム最北の地ドンバンのホテル(ゲストハウス)で夜の9時半頃、近所の集会所のような所からスピーカーで流れた音が帰国後も気になっていた。日本のお経を集団で読むような感じの音楽である。CDやDVDをいろいろ探したが、中々見つからなかったが、インターネットでやっとフランスのDVD(ベトナム〜モン族 魅惑の芸術)を見つけ早速購入して聴いてみた。
 
その中に、口琴(ジューズ・ハープ Jew's harp)の演奏があり、それがドンバンで聴いた音とよく似ている。
「口琴とは金属、あるいは竹で出来た弁を有する楽器の一種であり、演奏者はこれを口にくわえるかまたは口にあてて固定し、その端を指で弾くかまたは枠に付けられた紐を引く事によって弁を振動させて音を出す。 口琴の歴史は古く、1000年以上前の口琴が発掘された例もある。世界中に広く分布しており、特にユーラシア、東アジア周辺において多数見ることができる」 と百科事典に解説してあった。
 
 ドンバンであの夜若い男女が集まって何を行っていたのであろうか。私は何度もゲストハウスを出てその建物に向かおうとした。しかし周囲は真っ暗で近辺に犬が何匹も吠えている。昼間明るい時間帯に歩いた所なので道は分かっているのだが、夜の犬は怖い。私から犬は見えなくても犬からは私が見えている。しかも相手は集団である。結局諦めざるを得なかった。
 
この地でしか見ることが出来ない絶好の機会を見逃したようで悔しいが、せめて購入したフランスのDVDで満足することにしよう。

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                         平成17年11月10日 記