テレビ番組
視聴評論
NHKスペシャル 新シルクロード
放映日
執筆日 2005/1/27
シルクロードを飛ぶ
(本稿は、別途開設しているブログ “「新シルクロード」雑感” より転記したものです)
「新シルクロード」シリーズのメインの番組ではないが、エンジン付きの小型パラグライダーで名所旧跡の上空、それも極低空飛行で撮影されたシーンがある。
私も訪れた事がある「交河故城」や「ベゼクリク千仏洞」、および大草原の上を地上すれすれに飛行して、素晴らしい景観と撮影効果が得られている。
最初そのシーンだけを観た時にはその撮影方法が分からず不思議に思ったものだった。
今回多少長い時間に亘ってそのシーンが放映され、かつ撮影方法も紹介されたので疑問は解けたが、赤いモーターグライダーが主役のような場面が多く続き違和感を覚えた。
これほどまでの苦労と工夫があって始めてこの素晴らしい映像が得られたとの主張は分からないではないが、撮影の苦労や工夫は画面を見れば自ずから分かるものであり、その苦労の経緯を長々と披露する必要は無い。
これは別項で記したアナウンサーのはしゃぎすぎと同じ範疇の問題だと思う。 了