故宮博物院側面通り
2003年1月3日  
北京市内
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故宮博物院側面通り
故宮は元は紫禁城と呼ばれ、明の時代 の1420年完成した。以後清の末代皇帝 愛新覚羅薄儀まで24人の皇帝がここで暮らした。部屋数は9,900室あるとのこと。
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北京の旅行記−5
4.観光地での客引き

@ 故宮博物院の北口(神武門)を出た途端に2人の執拗な土産物売りに付きまとわれた。−10度の寒風下、殆ど観光客の居ない時期に、おそらく数時間待ち続けて捕まえた日本人観光客である。
何度「要らない」と言っても執拗に500mほど密着して付きまとってきた。

これが団体旅行のツアーならばバスに逃げ込めば良いが、徒歩の一人旅では逃げ場所がない。根競べで諦めさせたがこれには参った。

A 京劇を見物したかったのでタクシーで入場券を「長安大戯院」へ買いに行った。途端にダフ屋に囲まれ大変なことになった。ダフ屋はタクシーの運転手に「この日本人に260元の入場券を買わせろ」と迫る。運転手は「この日本人は安いチケットを希望している」とやり返す。

先方の剣幕が強く形勢不利と見た運転手は、一度車に戻り安全な場所に車を停め、私に「入場券売り場まで立ち止まらずに歩いて呉れ」と言い、ダフ屋をかいくぐって入場券売り場で60元の切符を購入した。2階席ではあるが全体が見える良い席であった。周囲はすべて中国人であり外人観光客は居ない。

 仮に日本で入場券を予約すると大きな手数料を取られ、現地ホテルの観光案内所で購入しても高い手数料を取られる。個人で劇場に行くとダフ屋が群がって来る。観光客は金を使わせられるようになっている。

B 日本人ツアーが利用するホテルの前や王府井の繁華街で日本人を見ると「カラオケ、マッサージ」と言って客引きが寄って来る。どう見てもまともな商売ではない。このような客引きに引っ掛かると、多分車で遠い所に連れて行かれ高い金をボラレ、病気をうつされるのが関の山だろう。但し需要があるから供給があるので、日本人が利用しないホテルの前ではこのような客引きは居ない。情けないことである。

 なお北京の客引きは経験した範囲では、日本語は勿論のこと英語も喋れない人が多い。中国語だけで言い寄ってくる。この点ベトナムやカンボジアの売り子の方が日本語に関しては熱心である。