アンカデリの木曜市のボンド族
orissa062002.gif
オリッサ・バスタール民俗紀行のトップへ
写真−59
アンカデリの木曜市のボンド族
アンカデリの木曜市のボンド族
return.gif next.gif
2006.11.16
ボンド族‥‥
オリッサの山岳部に住みレモと自称する人口6000の小さな指定部族。ガダバ族の言語と類縁のムンダ語方言を話す。女性は自分で紡いで織った約25センチ幅の腰布を着ているだけで、おびただしい数の厚い金属の首バンド、真鍮の鎖、ガラス・ビーズのネックレスを胸の上にかけ、そっている頭に布の鉢巻きをしている。男性は下帯をしめ、風変わりなビーズの首飾りをつける。

男性の全員参加による年に1度の儀式的狩猟などの未開部族的な側面はかつての狩猟民族の名残であり、現在は各種の家畜をともなう水田を含めた農業が主要な経済活動である。部族全体の首長がいて、コブラとトラの半族がある。村には守護神の祠と若者宿があり、固有の宗教活動者もいるが、近年はヒンドゥー化が顕著である。