ガダバ族
写真−12
ガダバ族
2006.11.16
ガダバ族‥‥
インド中部の山岳森林地帯に定住村を形成する小さな指定部族。人口8万人。オリッサ州西部の高原に3分の2が住む。オーストロ・アジア語系のムンダ語を話し、ドラヴィタ族やインド・アーリア族より以前にインドに来た先住民族の末裔である。
高地の畑では重い鉄製の鍬(クワ)を使った移動農耕を行い、平地の棚田では犁(スキ)農耕を行っている。しかし弓矢を持っており祭礼の時に行われる狩猟は部族的儀礼の主要なものになっていることから、森林が伐採される以前は狩猟民族 であったことを示唆している。ここでも環境の変化により生活体系が変化している。独特の音楽と舞踊が有名。