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チャイティーヨ・パゴダ(ゴールデンロック)
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写真−135
チャイティーヨ・パゴダ(ゴールデンロック)
撮影地:チャイティーヨ
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2011_2_28
落ちないことを何故証明しないのか?(チャイティーヨ・パゴダ)‥‥
チャイティーヨ山の頂上の巨岩(ゴールデンロック)の上に7mの小さなパゴダがある。岩は金箔で覆われている。ホテルに備え付けのビデオによると、この巨岩は人間が押すと揺れるという。岩に取り付けた紐の揺れがビデオでは見られた。11世紀にパゴダが造られたと説明されたので、900年ほどはこの状態で持ちこたえたことになる。

夜の空が真っ暗な状態で下から見上げると、今にも頭の上に岩が落ちてきそうな恐怖を感じた。しかし、この岩の直下の狭い広場でも、熱心な仏教徒の人達が、お経を挙げ続けている。

パコダに納められた仏陀の聖髪がバランスを保っているとのことだが、信仰は信仰として尊重するものの、現在の科学の目での解析を期待したい。岩の形状を測量し、力学的に重心を計算して、どの程度の風や横力でバランスが崩れて落ちるかは、比較的簡単に計算で求まる筈である。

年間数十万人の巡礼者と観光客が900年間も訪れながら、科学的な計算で安全性を追求しないことが、私には不思議発見である(解明されているのかも知れないが)。もっとも、神秘性がなくなると、巡礼地の意味が薄くなるのかも知れないが。