得度式

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写真−32

撮影地：ヤンゴン

2011_3_2

得度式‥‥

得度を受ける子供たちは、綺麗な衣装を着せられ嬉しそうである。親類縁者も着飾って一族郎党の一大お祝い行事である。ミャンマーでは、在家の男性は、6歳から10歳位の幼少の頃集団で得度をし、沙弥となって僧院生活を経験し、青年期に再度得度して、厳しい227の戒律の中で僧侶と同じ生活を送る。一時僧としての期間はそれほど長くはない。

ところでこの子供たちは得度式の意味を理解しているのであろうか。

戒律の中には、先にも書いたように、女性と触れ合うことや結婚は出来ない。音楽を演奏したり鑑賞することは出来ない。スポーツは出来ない。働いて金を貰うことは出来ない。酒を飲んではいけない。昼の12時以降は翌朝まで食事は出来ない‥‥‥等がある。一時僧ならともかく、永続僧となると、これが死ぬまで続くのだから、相当の覚悟が必要であろう。日本の仏教とは違い、（語弊はあるが）仏教原理主義の世界である。