得度式
写真−33
撮影地:ヤンゴン
2011_3_2
国民は全て僧侶となる‥‥
写真は、得度式を受ける少年を祝う親戚・近隣の人の行列である。
上座部仏教では、出家という行為を優れた「功徳」として高く評価するため、一時出家する者が多い。短期間ではあるものの、家を離れ僧院で修行しながら、僧侶と同じ生活を送る。
この少年僧侶として、一時的にせよ、生涯をかけたものとなるにせよ、出家する時は、家族にとっても一大イベントとなる。得度式と呼ばれ、僧院に向かう少年は服装を着飾り、化粧を施す。そして大勢の行列とともに僧院に向かう。両親は付近の人に食事を振る舞い、付近の人は祝い金を進呈する。多額の寄進を僧院にする家族もある。これはバガン王朝以来のミャンマーの習慣である。