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托鉢
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写真−23
托鉢
撮影地:ニャンシュエ
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2011_2_20
托鉢‥‥
漠然とは托鉢を知っていたが、見て初めて分ったこともある。

日本では施しと言うと、余ったものを分け与えるとか、賽銭は財布の中の小銭程度の感覚だが、托鉢はそれとは根本的に違う。住民が托鉢で施す食事は、自宅で托鉢用に大きな釜でご飯を作り、大きな鍋でおかずを作っている。そして毎朝托鉢に廻って来る僧侶に寄進している。廻って来る僧侶は数百人規模である。さらに僧院でも近所の人が僧院内の台所で材料を持ち寄って食事を作っている。僧侶自身は食事を作らない。

マンダレーとバゴーの2都市の大きな僧院で僧侶の食事風景を見たが、何れも1000人規模の僧院である。僧侶の食事は全て寄進によるので、寄進の多い少ないで、その日の僧侶の食事の量と質は変わる。僧院と住民の連携システムが成り立つ事により、始めてミャンマーの上座部仏教が成立している。