カッグ遺跡

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写真−17〜18

カッグ遺跡全景

2011_2_20

パゴダは放置すればただの煉瓦の山→

撮影地：カッグ遺跡

2011_2_20

放置すればただの煉瓦の山‥‥

パゴダの主な材料は煉瓦である。煉瓦は石とは違い風化する。しかもパゴダは高く尖った構造なので、下部の一部が崩れると全体に影響する。地震の影響も受けやすい。そして崩れた煉瓦はさらに風化して土の山となり、やがては消えてしまう。（右下の写真）

放置が続くと、中国新疆ウイグル自治区ホータンのマリクワト故城遺跡のように、広大な平地に単なる土の山が点在するだけの景色になってしまう。

このように考えると、ミャンマーの人が絶えずパゴダを修復している理由も分るような気もする。しかし、結果的にはユネスコの世界遺産の方針とは異なってしまった。少しでもパゴダを強くするため、砂岩で煉瓦と同じ形状にしたものを混在させたパゴダもバガンにはあった。