libya033001.gif
アカクス山脈の砂丘ラリー
リビアのトップへ
写真−28
アカクス山脈の砂丘ラリー
2007.11.13
return.gif next.gif
カダフィとフセインの違い‥‥
リビアがアメリカと仲直りをして旅行も自由になると、本屋にはリビアに関する書籍が数多く並ぶようになった。数年前とは格段の違いである。

本屋で立ち読みをしたが、どの本もカダフィ大佐に対しては好意的に書かれている。好意的な人が本を書くとの見方もあろうが、イラクのフセインに対する記述とは全く違う。

カダフィ大佐は、1969年に民族主義的色彩の強い革命を起こした。民族主義とは、米欧がアジア・アフリカ諸国を支配し、現地の人々を重労働に駆り立て、豊富な天然資源を奪取し、土着の文化を衰退させ、国土を荒廃させてきたことに対する抵抗運動である。

そして、カダフィ大佐はアラブ他の途上国を援助した。援助とは、米欧傀儡政権に対する反体制運動の武力闘争(テロ)支援も含まれていた。このようにして、リビアとアメリカは80年代には最悪の状況に至ることになった。(次ページに続く)