アカクスの岩壁画/狩猟の様子
写真−7
2007.11.13
アカクスの岩壁画群(岩絵)‥‥
岩壁画の時代毎の特徴を見ると、その変化が面白い。
動物は神の仲間とみなして崇めた古拙・中石器時代から、動物を狩猟の対象として眺めた新石器時代を経て、動物を家畜として飼育する時代に移行する。家畜の時代もその時代の農耕様式・戦闘様式により、牛の時代、馬の時代、ラクダの時代と変化している。ローマ時代にはラクダも現れ、既に砂漠化が進行していたことが伺われる。
それにしても、1万年以上前の作者は、私がこの岩壁画を鑑賞し、写真を撮ることなど想像もしなかっただろう。